理系大学生の休学起業体験記

やりたいことをして生きたい理系大学生の休学中の備忘録

ビジネスインターン振り返りin🇰🇭

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こんにちは!サワディーです!!

 

 

日本帰国しました!!🇯🇵

 

 

1週間の間ブログ更新すると言いながら、3日目から寝る間もなく、全然更新できませんでした!

すみません!!!

 

 

 

3日目から5日目のカンボジアインターンはチームに分かれてマーケティングから営業までビジネスの流れを一通り経験しました!

 

 

4日目の10時にプレゼンするという予定に合わせ、3日目の昼からマーケティング調査をはじめました。

 

 

与えられたテーマは課題解決。

 

めちゃめちゃ漠然としてる、、、

 

これが第一印象。

 

最初はマーケティング調査で何を聞いたらいいか分からなすぎた。

 

 

ビジネスは全て誰かの問題を解決している。

 

 

飲食ならお腹が空いている人にご飯を食べさせて上げるため。

 

ツアー業は、お客さんが観光を楽しんでもらうため。

 

 

 

考えてもしょうがないので最初は街に繰り出し、とにかく聞きまくった。

 

今足りてないもの、どんなサービスがあったらいいのかを。

 

しかしそれを聞いても進展はなかった。

 

観光客に聞いたら、十分満足しているよと答えるし、現地の人に聞いたらお金が欲しいと言うくらい。

 

 

50人に聞いて一つも欲しい答えが帰ってこなかった。

 

 

うわあああどうしよう。

 

 

まず、街を見て回ってどんなビジネスがいいのか話し合った。

 

 

食べ歩きできるものなくない?

 

日本にあってカンボジアにないもの、おにぎりにしよう!!

 

こんな感じで売るものがおにぎりになり、

 

5w2hのWhatはおにぎりとなった。

 

 

そして、重要なwhyの部分。

 

 

そもそもこの利益は全部カンボジアの子供達の支援になるんだから、多くのカンボジアの子供達に笑顔を届けるためとした。

 

 

そしたら、そのために利益をとにかく上げることに奔走できるし、何より客側の付加価値としても自分が買うことによってカンボジアの子供達の支援になると言う情緒的価値が生まれる。

 

 

今思えばとって付けたような感が半端ないが、徐々に決めるべきことが埋まっていった。

 

 

ターゲット、おにぎりの中身も調査に基づいて作成し、キッチンも抑え、材料の予算もだしいい出だしだった。

 

 

自分は寝ずにパワポを作成し、4日の10時の発表に備えた。

 

 

そして発表。

 

 

結論を言えば、惨敗。

 

 

とまではいかないが、おにぎり売ってもいいけどもっかい考えたらという感じだった。

 

 

この時、個人的にはとても悔しかった。

 

発表前、とにかくワクワクしていた。

 

 

この企画案ならいける!!

 

 

チームの誰もが情熱に溢れていた。

 

 

心が折れた。

 

 

寝不足だったのもあり、イライラした。

 

 

 

一旦頭を冷やし、打開策を考えた。

 

 

一回おにぎりから頭を離し、他のことを考えた。

 

 

自分は心が折られて、おにぎりを売ることに全くワクワクしなくなっていた。

 

 

冷静になって客側の視点になったら、逆にこんなの売れるか?ってなっていた。

 

 

他のメンバーも落ち込んでいたが、おにぎりからなかなか離れることができずにいた。

 

 

とにかく悔しかった。

 

代表の橋本さんをアッと言わせるような案が欲しかった。

 

じゃないと気が済まなかった。

 

 

全く別の案が思い浮かばないまま時がすぎていった。

 

 

営業日前日の夕方になり、結局クロランというカンボジアの別の地域で人気のお菓子をおにぎりと共に売ることになった。

 

 

モヤモヤは消えなかったがなんとかその後のプレゼンも通り、食材も買いに行って、5w2hを再確認した。

 

 

そして営業当日。

 

 

朝早くに起き、おにぎりとクロラン 作り。

 

大量に作りまくった。

 

 

そしていざ営業。

 

 

ここで大事件。

 

ターゲットをトュクトュクのおじさんにしたのだが、とにかく売れない。

トュクトュクのおじさんの収入は1日6ドルなのだから、一個2ドルもするおにぎりが売れるはずがないというアドバイスは受けていた。

 

でも聞き込み調査で聞いたところおじさんたちは買うと言ったのだ。

 

しかも誰よりも高く。

 

 

よく考えたら売れないのは明白だ。

 

 

そこらへんの飲食店はお金を持っている観光客向けにできている。

 

現地の人からしたら高すぎるし買う必要などないのだ。

 

しかも自分たちの手作りでしっかりした店ではないので衛生面など色々不安な面がある。

 

 

そこでターゲットを観光客にシフトした。

 

 

しかしここでも問題が。

 

売れないのだ。

 

理由はわかった。

 

おにぎりが真っ白すぎて映えないのだ。

 

クロランも真っ白でベタベタしている。

 

 

やばい、まっっっっっっっったく売れん。

 

 

予想外すぎるし、営業時間も残り少ないのでとにかくテンパった。

 

 

ここで、pcdaサイクルをフル回転し、商品改良することにした。

 

 

おにぎりをパックに入れて弁当みたいにし、クロランはレーズンを乗せて可愛くした。

 

 

 

なんとか売れるようになり、最後のスパートをかけ営業は終了した。

 

 

 

結果は

 

過去最大の赤字。

 

 

マイナス80$。

 

 

 

 

悔しさしかなかった。

 

 

 

長期的に見たら、クロランの需要はカンボジアではあるし売れるかもねという意見はいただいたが失敗は失敗だ。

 

ビジネスは結果が全てだ。

 

 

 

 

 

今回のビジネスインターンからは二つのことを学んだ。

 

一つはマーケティングの大切さだ。

 

 

自分の考えていることと、お客さんのニーズは違う場合が多い。

 

 

 

そして、とにかくたくさんの人にヒアリングすればいいのでもない。

 

質の高い適切な質問をしなければならないと言うことだ。

 

二つ目は、実際にサービスをして見て、改良を重ねることだ。

 

事実、ラインやインスタグラムのアプリも日々改善されている。

 

 

最初からお客さんのニーズに対して完璧なサービスをできる訳ではない。

 

 

サービスを提供し、お客さんのニーズに合わせ、pcdaサイクルを回し続ける必要がある。そう感じた。

 

 

これは今すぐにでも日本に帰ってからやるべきであると感じた。

 

 

 

長くなったが、今回のnpo法人heroのビジネスインターンは、日本で行なっているどんなインターンよりも実践的で、これから社会に出て行く自分たちに必要なスキルが身につくと感じた。

 

本当に行ってよかった。

 

キツイが心からお勧めできる。

 

 

ではまた!!!

 

 

オークン☺️

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